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ホンネと建前 学歴フィルターの存在
前回のエントリー記事に引き続き、高校生には考えていただきたい内容についてご紹介します。
「学歴フィルター」早慶とMARCHの大きな差 ふるいにかける企業側の本音とは?
東洋経済 ONLINE 2015年6月22日の記事より(上記リンクよりご参照ください)
先日もご紹介しましたが、高校生が大学受験をするということは、「学歴という名刺」を手にするということです。
中学校の公民、特に憲法の授業で習いますが、
日本国憲法は、「経済活動の自由」を自由権として認めています。
職業選択の自由があるということを、習います。
この、職業を選択することができるということが権利だということは、
あまり意識していないかもしれませんが、現実ではそれが認められています。
しかし、逆に採用する側にも、選ぶ権利というのがあります。
資本主義社会における、経済活動ですし、民間企業は利潤を追求するというのは
法人として残っていく上で、当たり前のことです。
その中で、「企業は最終的にヒトである」と喩えられるように、採用活動も企業の将来にとって
とても大切な企業活動です。
だからこそ、どんな人材を採用していくか?ということが大切になっていくわけです。
そこで、考えていただきたい。
あなたが、企業の経営陣だとする。
いわゆる、「早慶を代表する難関大の学生グループ」と「中堅の学生グループ」ではどちらを採用したいと考えるだろうか?
また、仮に採用目標が20人だとすると、どの程度の割合で採用目標を立てますか?
またそれはなぜでしょうか?
特段難しく考える必要はありません。
先日の記事でも書きましたが、いい意味でも悪い意味でも、人は先入観を持っています。
イメージといってもいいでしょう。そのイメージをより、実際の人物像に近いものとしていくのが採用プロセスです。
じっくり時間をかければ、いつかは目の前にいる人となりを理解することができるかもしれません。
しかし、採用にかけられる時間・期間というのは、ある程度限られています。
ですから、できるだけ合理的に行う必要性もあります。
そこで活用されやすいのが、「学歴」や「適性検査・学力検査」といったものです。
もちろん、マジメであるとか、根気があるとか、テキパキできるだとか、期限を守るとか、大切なことは他にもあります。
しかし、そもそも一定レベルの学力、学歴をもつ人たちは、それらのことができていない人が、入れる大学でしょうか?
何が言いたいかというと、早慶なり、難関大学に入れる人というのは、
マジメに取り組み、
根気よく勉強を続けて、
テキパキすべきことをし、
大学受験という期限から逆算して考えた。
その結果が、学力というものにつながっています。
偶然によって、入れるほど甘い大学ではありません。
これらのことから、考えても、学歴で考えるというのは、1つの軸としては効率がよいとも言えます。
(とはいえ、私自身がそれを礼賛していたり、絶対視しているわけではありません)
大学といのは、一度入ってしまえば、大学院に進学したり、他大学への編入試験等を受けない限り、
その大学を卒業したという最終学歴になります。
つまり、学歴は「なかなか更新することができない」ということです。
ですから、入る前に出口のことを、ある程度知っておき、
目標を定め受験等に取り組む必要があるのではないか?と考えています。
大学受験という目先だけではなく、もっと俯瞰的な視点(社会に出るという目線)で、
現在を考えてみると、捉え方が変わってきたり、日頃のやる気が変わってきたりするかもしれません。
大人として、大人と話したい、相談したい高校生、歓迎です!
学校の先生や保護者の方とは、違った角度から何か参考になる話がきっとできると思います。